二重性 二・二六 アメニモマケズ

机の上に、小田垣雅也著
「友あり 二重性の神学をめぐって」2007
を置いていたら、

つれあいが
「<二重性の神学>の<二重性>ってどういう意味?」と、
突然質問してきました。
 
「簡単には説明しづらいのだけど
 君、歩いているとき、止まっている?それとも動いている?
 それが、二重性です。」
とこたえました。


二・二六 アメニモマケズ カゼニモマケズ
 
ウィキペディアには
二・二六事件は、1936年(昭和11年)2月26日から2月29日にかけて、日本の陸軍皇道派の影響を受けた青年将校らが1483名の兵を率い、「昭和維新断行・尊皇討奸」を掲げて起こしたクーデター未遂事件である。>と書かれています。
 
また「昭和東北大飢饉」で検索してみますと
<1930年(昭和5年)から1934年(昭和9年)にかけて、東北地方を中心に度々発生した飢饉である>とあります。
 
1929年は、世界大恐慌の年です。
 
宮沢賢治の遺稿ノートに書かれてあった
「アメニモマケズ カゼニモマケズ」は
この大飢饉のときにつくられたといいます
 
<ヒドリノトキハ 涙ヲナガシ
<寒サノ夏ハ オロオロ歩キ
 
「カゼ」は 「やませ」ともいわれます。
 
<やませ(山背)とは、春から秋に、オホーツク海気団より吹く冷たく湿った北東風または東風(こち)のこと。特に梅雨明け後に吹く冷気を言うことが多い。 やませは、北海道・東北地方・関東地方の太平洋側に吹き付け、海上と沿岸付近、海に面した平野に濃霧を発生させる。やませが長く吹くと冷害の原因となる。なお、オホーツク海気団と太平洋高気圧がせめぎあって発生する梅雨が遷延しても冷害となる>
 
学校の日本史の時間に、実は二・二六事件は習いませんでした。
 
授業は、明治の初期で終わり、あとは教科書を読むように言われました。
 
いまだに、二・二六事件がどのような事件であったのかよくわかりません。
 
色々な本が出版されていますが
よくわかりません
今から77年前のことなのに
 
9歳の時に2・26事件で日本陸軍中将だった父を目の前で亡くした渡辺和子氏の著書がミリオンセラーとなっているようです。
題名は
「置かれた場所で咲きなさい」(幻冬舎