御国

k1s2011-03-28

この歳になって、初めて「竹取物語」を読みとおしました。
かぐや姫として、絵本で読んだり、
高校生の時、古典の授業で一部読んだりしましたが
読みとおしたのは初めてです。
 
今日から、月を観る目が今までとは違ったものとなるでしょう。
 

主の祈り

天にまします我らの父よ
願わくは御名をあがめさせたまえ
御国を来たらせたまえ
御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ
我らの日用の糧を今日も与えたまえ
我らに罪を犯す者を我らが赦すごとく、
我らの罪をも赦したまえ
我らを試みにあわせず、悪より救い出したまえ
国と力と栄とは限りなく汝のものなればなり
アーメン


「御国」は、この世とは別の
はるか高いところ あるいは
やがて来る未来 あるいは
死後の世界にあるのではなく
奥まったところ、見えない人には見えないところ、異次元にあると私は思っています。
この世であって、この世でないところに。
 
NHKアインシュタインロマン 第6巻 エンデの文明砂漠の159頁に
ミヒャエル・エンデの父であるエドガー・エンデが描いた
ミヒャエル・エンデの肖像」という絵があります。
エンデが左手に持つ球体に
「なんじの王国に至るとき、われを思いおこせよ」
「今日、おまえは我とともに、わが王国に至る」と書かれています。
 
十字架に架けられたとしても、そこも御国となりえます。