マスターベーション 自慰行為のことなど

マスターベーション 自慰行為のことなど
 
 国語的には、マスターベーションや自慰行為という言葉は、もっぱら否定的な意味で使われていることが多いと思います。
 医学的、心理学的、科学的、あるいは道徳的、宗教的にはどう扱われているのでしょうか?
 これは賛否両論の状況だと思います。包丁は料理の道具にもなりますし、強盗の道具にもなります。私は、マスターベーションもそのようなものと思っています。ただ、車は運搬の道具になるし、凶器にもなりますが、上手に運転するには、やはり教育と練習が必要で、マスターベーションも教育と練習が必要だと思います。しかし、一般的には性を語ることがタブーになっていて、まともな教育と練習はあまりなされていないように思います。
  
 人間だけでなく、動物もマスターベーションをするということを紹介しているHPがあります。マスターベーションを週五回のペースで行うと、前立せんがんの予防になるとか、子宮や膣の清浄化につながるということを紹介しているHPもみうけられます。
 
 イスラム教では全面禁止のようですが、私が今学んでいる仏教系大学の教授のテキストには、教授の考えが書いてあり、マスターベーションは悪くないと書いてあります。
 
 私も、全面的な否定とか禁止には賛成しかねます。ただ、教育と練習は必要だと思っています。というのは、マスターベーションという言葉の意味を、自分の性器に自分で刺激することと定義するには狭すぎる定義だと思っています。自分の手で自分に触れるマスターベーション以上に気持ちのいいマスターベーションを学習し、自己教育すれば、そういったマスターベーションやある種の性行為はもったいなくて、おのずと遠ざかります。

 学生時代に私が受けた「性教育」は、どっちかといえば「性器(生殖器)教育」だったように思います。私達は、どうして性とかセックスという言葉を、生殖器と結びつけてしまうのでしょう。逆にいえば、髪の毛から爪の先まで、私達のからだは全身が脳であり、感覚器官であり、性器であるといえます。フロイトの「性の抑圧理論」もあまりお勧めできません。
 
 自分で自分を癒す自慰の学習と自己教育、その内容はブログだけでは伝えきれません。よってこれも秘儀です。