蓋果 虚しさ 夢

物事が順調に進んでいたとしても
時々、虚しさに浸ってしまうことがある
諸行無常 すべては移ろい行く
   
ある脳内物質が一時的に不足して、そう感じるのかもしれない
  
この虚しさを消して、充実させようとは思わない
充実はあるのだが、同時に虚しいのだから
  
充実にも階層があり、虚しさにも階層がある
  
人間の姿で暮らしていると
どうしても、人間のこと、人類のことが中心に見えてしまう
地球にとっては、人類も地球の夢なのかもしれない
地球は、宇宙の夢なのかもしれない
  
と、小さな私が思っている
 
スベリヒユの種が机の上でこぼれている
先日、野草のスベリヒユの絵を描こうと机の上においておいた
たまたま、花の部分に触れたら、隣に花の咲き終わったところがあって
種がこぼれた
ガク片でできた袋の中に種があり、上半分が帽子のようになっていて、
ポロリとはずれるようになっている
蓋果というそうだ
 
これもまた宇宙の見た夢と思っている