真意を汲み取る? 真意はその都度、構成される

お隣から頂いた魚の中に、鯵があった
アジフライが大好きな私は、家に帰って、魚をさばいてフライにした
 
手術以前だったら、面倒だなあと思うことも、面倒と思わない傾向がある
 
店で売っているような「おさすり」ではなく、
幼い頃母が作っていたようなのが食べたいと日頃思っていた
それで、自分で作ることにした
蒸し器を用意し、もち米とあんこを用意し、包む為のサルトリイバラの葉を採集に出かける
  
ソシュールを読む」丸山圭三郎 岩波セミナーブックス2を読み始めた
 
この本を読んでいて思ったことは
「真意を汲み取る」という表現があるが
表現力や、読解力とは別に、最初に真意ありきではなく、
真意は、その都度その当事者で作られていくものだと思った
 
今から約2500年前に、ゴータマ仏陀が「縁生」「縁起」を説いたが、
縁生の捉え方をすると、真意は、やはりその都度作られる
ソシュールが、第一回「一般言語学講義」を講義したのが1907年
 
うかうか暮らしていると
つい、「真意最初にありき」と習慣的に思ってしまったりする
自分がそうだし、今も多くの人は、「最初にありき」派だとおもう
そういう人と、関係を結ぶには、直球はだめで、変化球が必要だ
 
で、ストライクゾーンも、打者やアンパイヤーによって微妙に変化しているだろう
で、真ん中をボールとは言わないと信じている