回心

「ああなんと、私は馬鹿なんだろう」と心底思うこと
そして、
「そんな私を、世界は生かし続けてくれた」と思うこと
そしてその後は、そう感じた「その時」のことを、
常に保って生きること
 
わたしが私の子どもに望むことといえば
そういった「時」が、早く訪れることだ
 
そういった「時」は、いつ彼らに訪れるのだろう
 
「その時」そのものを私は作ることはできないが
「その時」が起る「縁」の一端を
私が担っていることは確かだ