熟年離婚

 普通、一般的には、病気があることを病気といい、病気や障害が無いことを健康といいます。
 しかし、キネステティク太極拳などでは、例え病気や障害があったとしても、全体の機能を活かそうとすることを、健康といいます。
 古今東西、大きな病気や障害を抱えながら、とても健康的に、仕事をなした人々がいます。
  
 数え上げたらきりがありませんが、今私が思っている人は正岡子規、そして、フリーダ・カーロです。
 痛みのサイエンス (新潮選書)
 フリーダ・カーロ(1907〜1954)は、メキシコの画家で、18歳の時交通事故にあい、路面電車の鉄パイプが、彼女の下半身を貫通するという重傷を負います。
 以後、生涯32回の手術を受けます。
 
 今「フリーダ」というビデオを借りて来てみています。
 
 そのビデオの中でのある女性のセリフ
  
  
 「結婚は愚かだわ 
  本当よ、これだけは言っとく
  最悪の場合、それは敵対行為
  度量の小さい男が、女を家に閉じ込めておく方法
  古臭い伝統と宗教という衣を纏わせてね
  最上でも、幸せな幻想 
  こころから愛し合うふたりには
  見えないの お互いを不幸にしあう未来なんて
  でもそれが分かった上で
  両目をよく開けて向かい合い
  あえて結婚を選んだなら
  伝統でも幻想でもないわ
  進歩的で 勇敢で
  ロマンチックよ」
 
 これは、女の人のセリフだけど、男から言えば
 <度量の小さい女が、男を金儲けと家庭に閉じ込めておく方法>でもある
 育児や親の世話で忙しいと、見えないことが多かったり、
 あえて見ようとしなかったりする
 
  テレビで熟年離婚という番組をやっているらしいが
 幸せに仲良く離婚する術を、男も女も学んだほうがいいように思う