直に触れる

五感の原点は、皮膚感覚、触覚だと思う
嗅覚も聴覚も視覚も、触覚が発達したものだと思う
「生き延びる」ということを考えた時、触覚より聴覚のほうが遠くまでの情報が手に入る。
聴覚より、視覚のほうがより遠くまでの情報が手に入る。
更に、「文字・書き言葉」を得たことによって、時間的にもより遠くの情報が手に入るようになった。
 視覚がより発達し、「文字・書き言葉情報」をより多くより早く手に入れ、処理できる人間のほうが、人間世界では、より生き延びることができたり、富や権力を得ることができるだろう。
 それは、「生き延びる」という視点から見た場合のこと。

永沢まことの自分発見スケッチ術
 相手と仲良くしたり、一体化するときには、相手に近づかねばならない。
 聴覚を使いより相手を感じ、触覚を使いより相手と仲良くなる。
 そんな時には、「文字・書き言葉情報」が、かえって相手との壁になったりする。
 直に観て、直に聞いて、直に触れ合うほうが、仲良くなれる。
絵を描く事は、直にに観ること。歌うことは直に聞くこと。
直に触れることが、感覚の原点であるのに、今一度、直に触れることを学ばねばならないようになってしまっているように思う