自由画?

50歳を過ぎてから、独学で、楽しみで絵を描き始めたので、美術史も、美術教育史にも、余り縁がありませんでした。あれこれ工夫し、今自分が描いている方法が、伝統的絵画修養法に通じていると思うようになりました。

それは、臨画と罫画と写しです。自分自身で撮った写真を描き写すので、模写であり、写生の要素もあります。

大正デモクラシーの頃、臨画、模写、写しは、没個性になると、否定されたようです。自由に描きなさい、と。

確かに、私が小学生の頃、好きなように描きなさいと、画用紙を渡されただけの授業でした。

アリストテレス形相ストラップ

物事が、存在あるいは現象するには、4つの原因がある、と、アリストテレスは言う。

例えば、この六角ボルトが、この世に存在するには、一、質料因 物質材料 二、作用因 作った工場や工員 三、目的因 何かの部品として使うこと 四、形相因 システムの中の位置、設計図など 4つは、仮に分けた4つ 全ては、最高善を現象界にもあらしめようとしている。六角ボルトも、人間も。

行動の変容? 一体、何があったの? 自分でもわからない。

2022.9.27に、蜜柑の絵を描きました。約8ヶ月経った2023.5.19に、風景画を描きました。その変化に、自分ながら驚き、楽しんでいます。遺伝子は、目や5本の指を形作りました。あなたも同じ。小学校の先生は、好きなように描きなさい、と、画用紙と自由を渡してくれました。私は、途方にくれました。以来、絵は苦手。

止観瞑想を教わり、五蘊皆空と学びました。これありてこれありとも。フェルデンクライスメソッドからは、自己教育を知りました。アリストテレスからは、目的因と形相因。50歳を過ぎてから、カットの絵を楽しむようになりました。

女神様と同棲し、絵を描こうよ、と誘われて、遺伝でもなく、教育でもなく、宇宙の愛を感じています。

色鉛筆

 

臨罫画法ということにしました。

長男が、絵を描くことに憧れていながら、描かずにきました。それで、彼と絵手紙交換、交歓することになりました。私の描き方は、独学なので、一般的ではありません。描きたい風景をスマホで撮り、B5サイズにプリントアウトします。画用紙とプリントアウトした写真に、罫線を引き、輪郭線を描きます。この描き方を、臨罫画法ということにしました。

色鉛筆画再開の記念の一枚

以前に、小石に、カット絵を描いていたものの、何年も遠ざかっていました。昨年の夏、同棲している女神様の友人・果樹農園から、葡萄を贈って頂きました。礼状に絵を描こうと誘われ、100均のクレパスで描きました。色鉛筆画を再開、開発した記念の一枚2022.8.26です。翌日、ステッドラー油性色鉛筆で又描きました。