心理学とはどういう学問か?
人(自他共に)の行動を制御、あるいは操作あるいは変更させることの学問だと思う
制御や操作という言葉に抵抗を感じる人も居るだろうけど
心理学は、人と人のコミュニケーションの学問だといってもいいと思っていて
そのコミュニケーションとは、相手を拘束する目的で行われる
「拘束」という言葉に抵抗を感じる人も居るだろうけど
「コミュニケーションの目的は拘束だ」ということは、私だけが言っているのではなく
ある心理学派の著作の中で知った表現だ
ある中年の人が、環境問題について考えるある会合で
盛んに「啓蒙こそが大事」と訴えていた
その人の論によると、環境問題が改善しないのは
環境問題に関する知識や情報が一般の人々に広まっていないせいだそうだ
その会合の開催は、新聞に紹介されたり、パンフが作られたりした
毎朝新聞が届けられるが、私は隅から隅まで精査して読むわけではない
見出しだけ読んで、内容は読まないものが多い
目の前に情報があっても、先ず、どの情報を選択するかを選んでいる
ある情報を読むには、その情報を読む「ソフト」が必要で
ソフトが無いことには、いくら情報を伝えても、「読ん」ではもらえない
コンピューターやゲーム機のソフトなら、はっきり目に見えたりするが
人間のソフトは、目に見えないから厄介だ
(仮説概念だから目に見えないのは当たり前だけどね)
授業前の10分間テスト、なんてことを繰り返すうちに
知らぬ間に「ソフト」が組み込まれていたりする
制御とか操作とか、拘束とか、
そういう言葉に抵抗を覚えるかもしれないが
私達は「制御」し、「制御」されている
私を制御している「ソフト」そしてその「ソフトを動かすソフト」の仕組み・関係を知り、
制御する学問が心理学だと思っている
なんてことを、厳密に考えず、雨の中考えた