形式的、とか形骸化という言葉は、決していい意味の言葉ではありません
世代的にも、私は全共闘世代末期のドロップアウト世代で、形というものに、とても反発して来ました
絵を描き始めたり、それ以前に、からだの動きを通じて心のはたらきを開放させようと色々(太極拳、野口体操、フェルデンクライスなど)試みる内に、形式というものの大切さ、必要性を感じるようになりました
もちろん、内容の伴う形式です
今、山水画入門、王学仲著、岩波アクティブ新書
を読んでいて、
「形を以って、神を写す」という言葉に出会いました
目に見える形を描くことによって、見えないものを写しだす
そのことに、私達の先達は、ものすごい努力を重ねてきました
ですので、癒しのアートとかいって、いきなり抽象画を描いたりした作品には余り惹かれません