色と触

k1s2005-05-04

普通、「性格」というものが先ずあり、その性格が行動の内容を決めていると思ってしまう
しかし、触れる、感じるということを丁寧に観察していると、触れるということは、外界を感じていると同時に、外界を感じることによって、自分自身を規定する
「感覚」というものがないと、外界もなければ、自分もない
性格が行動を決めているのではなく、様々な行動をしているうちに、自分の性格とはこんなものだと思い込んでしまう
おっとりした性格だから、おっとり行動するのではなく
おっとり行動すると、自分も他人も、そこにおっとりした性格があると思い込んでしまう
せっかちに触れるのは、せっかちな性格がそうさせるのではないのだから、もし、せっかちな性格というものを変えたいのなら、ゆっくり呼吸して、丁寧に触れるといい
丁寧に触れることによって、丁寧に触れる自分が、そして触れ合う関係が形成される
絵を描く時にも、人と触れ合う時にも