ダイアローグマッサージ 「不良」成人学校

 


 あなたは、「マッサージ」ということばから、どのようなことを思いますか? あなたは、あなた自身の限られた体験を振り返ることでしょう。
 (そして、それは自覚のないまま編集され、改変された体験です。)


 「マッサージ」ということば(記号)の一般的な意味は、「治療、健康増進、リラックスを目的とし、からだに触れることによって、血行・リンパ・気の流れをよくし、凝りを解消すること」 でしょうか。


 マッサージには更に広くて個別な意味があります。ベビーマッサージや、瞑想の自按摩。太極拳推手。ハワイのロミロミの先生から、「マッサージは、ダンスでもある」と教えて頂きました。 ダンスは、マッサージであり、瞑想ともいえます。


 私たち人間は、「言葉」によって、ものごとを抽象化して思考し、知識を集積し、沢山の情報を伝えあい、文明を発達させてきました。


 視力が弱くて「言葉」を知らない新生児にとっては、掌(てのひら)や唇や肌が、世界に開かれた窓です。 彼らは深くて冥(くら)い世界に身を任せ生きています。 そして、大人にとっても、肌や筋肉は、ひかりの当たらない世界を感じ取る重要な媒体です。(平衡感覚器官は、筋肉にあります。)


 ただ、使うことばの数量が増加するにつれ、世界は細かく分解され、その情報処理に追われ、大人たちは、いつしか、ことばでは表しえないこと、ことばを超えた世界を忘れがちになります。 皮膚や筋肉は、固くなり、閉じられた窓や壁になってしまいます。

 そこで、ホホバオイルをたっぷり使ったマッサージを、ゆったりとした呼吸で行うと、する人受ける人どちらもが、肌や筋肉の柔らかさが戻り、息が深くなり、背筋も伸び、ことばを超えた世界の感覚も蘇ってきます。


 感受性促進ダイアローグマッサージは、ホリスティックな 我と汝、自己と非自己、言語世界と非言語世界、人間と地球の対話マッサージです。 全身で地球にダイアローグすれば、地球のプレートも動いていると感じ、からだにその痕跡を見つけることでしょう。 (5月に行った記号論プラグマティズム講座の実践編となります。)


日時 2018年6月16日土曜日
 一部 午後1時半より 二部 午後7時より
場所 那智勝浦町市野々 NPO熊野みんなの家 
参加費無料 0735-30-4560

ひとりひとり、顔かたち、感性や人生が違うように、あなたには、あなただけのマッサージ法が宿っています。
それに出会って頂けたらと思っています。
 
接骨院院長・認定心理士 阪口圭一